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Japan Society of Nursing For Swallowing Disorders

大会長挨拶Message

大会長

 大阪府済生会千里病院 赤井知香子

挨拶

 近年、社会の高齢化が進み高齢化率は2025年に過去最高の26.7%となっています。今後もさらに高齢化は進み、2025年問題に向け厚生労働省では、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう高齢者の尊厳の保持と自立生活支援を目的とした地域包括ケアシステムが推進されています。地域の現場における摂食嚥下障害への関心が高まりつつある中で継続したケアを行うためには、急性期・回復期病院などから在宅への連携またはその逆の連携もとても重要です。
 最近では私の所属する救命救急センターでも誤嚥性肺炎や嚥下障害の患者様が転院ではなく在宅へ戻られるケースが増加傾向にあります。急性期病院などの入院期間に適切な摂食嚥下リハビリテーションを始めとする介入がなされていなければ、継続したケアを行うことができず、在宅へ戻られる時には尊厳の保持や自立生活ができない状況になります。また、回復期病院や療養型病院への転院を待つ期間もあります。入院中に患者様や御家族の今後の意向をお聞きしますが、最終的な患者様の生活を見据えた看護介入は早い段階での介入、急性期病院の段階から必要だと痛感しております。地域事情もあるのかもしれませんが、摂食嚥下の状況、ゴールを見据えた介入を次のステップに引き継ぐことの大変さも感じております。
 このような問題を鑑み、今大会のコンセプトは『挑む!急性期からの地域連携』とさせていただきました。大好きな阪神球団の「挑む」というロゴの使用許可を阪神球団にも頂きました。 
 1日目には「食を通して「人」を支える」というテーマでシンポジウムを予定しています。私たちが食を通して「人」を支えられるよう、どのような支援ができるのか、急性期から回復期・慢性期、在宅医療、地域への連携を皆様と共に考え、少しでも手がかりが見つかればと思います。
 教育講演としては、高槻赤十字病院の原田かおる先生に地域につなげるための意思決定支援などについてご講演をいただく予定です。特別講演Tでは、京都府立医科大学の山脇正永先生に神経難病の摂食嚥下障害について地域包括ケアを含めたお話をしていただく予定にしております。特別講演Uでは愛生会山科病院の荒金英樹先生に地域への関わりを積極的に行われている「京滋摂食嚥下を考える会」の取り組みについてお話していただきます。
 開催場所である大阪医科大学は大阪駅、新大阪駅、京都駅からもアクセスが便利な場所にあります。研究会の前後で大阪、奈良、京都、神戸など関西が誇る観光地へもぜひお立ち寄りいただけるよう御計画いただければと思います。
 今、関西支部では研究会に参加してよかったと思っていただけるよう尽力させて頂いております。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

日本摂食・嚥下障害看護研究会
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